愛媛の農産物

愛媛の美味しい農産物のご紹介

蜜柑王国から柑橘王国へ

平成26年度 農林水産省統計 みかん主産県 生産量

愛媛といえば、みかん!でも最近は出荷高が日本一ではなくなり、みかん王国ではなくなったかのように思われているかもしれません。
左の表は、農林水産省まとめの平成26年度 みかん主産県の生産量です。確かに1位の和歌山に大きく差をあけられています。

1位和歌山157,700t
2位愛媛117,300t
3位静岡110,200t
4位熊本87,100t

しかし、平成26年度 特産果樹(みかん以外の柑橘)生産量を見ると

農林水産省 平成26年度特産果樹生産動態等調査 特産果樹生産出荷実績調査 かんきつ類の果樹計

愛媛はミカンを代表する柑橘類の研究開発が大変盛んで、沢山の新種の柑橘を開発、優れた選りすぐりの品種の生産量が年々増加しています。

1位愛媛89,689t
2位和歌山41,517t
3位熊本33,543t
4位静岡5,742t

柑橘類全体の出荷高は愛媛が日本一となります。

1位愛媛206,989t
2位和歌山199,217t
3位熊本120,643t
4位静岡115,942t

柑橘別にみてみると

黄色く塗っているところが愛媛県が生産量1位の柑橘となります。
その中で、赤文字のもの(伊予柑、紅まどんな、甘平、清見、せとか、ブラッドオレンジ タロッコ、ブラッドオレンジ モロ、ライム)は当店でもジェラートにして販売しています。ほかに ゆず、レモンなどと柑橘系のジェラートは大変美味しいと好評を頂いています。実店舗ではそのほかの柑橘も良いものが入手できた時は店頭に並ぶこともあります。

代表的 柑橘について

はれひめ

 11月下旬~3月下旬
実は静岡生まれなんです。でも今は生産量は愛媛がNo.1!
E-647「清見タンゴールxオセオラ オレンジ」x温州ミカン「宮川早生」
蜜柑のように食べやすく、みかんの甘みとオレンジの香りの新しい柑橘です。

紅まどんな

 12月上旬~1月中旬
正式名称は「愛媛果試第28号」で、「紅まどんな」はJA全農えひめの登録商標で、栽培は愛媛県内に限られています。外皮がデリケートで大事に育てられます。その果肉はゼリーのようで甘くとろけるようで果汁も大変多くい。その姿は大玉で赤みの美しい外観から、年末の贈答品として大変人気があります。

いよかん

 12月下旬~3月下旬
名前の通り、愛媛のみの柑橘です。甘くて適当な酸味があって香りが良いのが特徴です。
「色、味、香り」すべてがそろった柑橘です。
肉厚のある皮はお風呂に浮かべて香りがよく体の温まるみかん風呂としても楽しめます。

ポンカン

 12月中旬~3月下旬
温州ミカンよりは少し小ぶりで、固めの外観の割に剥き易く房袋が薄く房ごと美味しく食べれ、大変食べやすい。果汁が多く酸味も少なく濃い甘みが特徴です。

甘平

 1月上旬~3月上旬
新しい品種で、まだ出荷量も比較的少ない。
糖度が高く、クエン酸比率が低いので、酸味が弱く甘みが際立つ。名前の通り少し扁平な形状。
果汁が滴る感じではなくゼリー状の果肉がしっかり甘さを感じさせる。
生産地:愛媛県でしか生産されていない。

天草

 1月中旬~2月中旬
温州ミカンと清見タンゴール、オレンジを掛け合わせ。果肉が薄くじょうのう(小袋/薄皮)も薄いので、大変食感がよく酸味も控えめで食べやすい。ジューシーで甘く柔らかい果肉。

はるか

 2月下旬~3月下旬
日向夏(ひゅうがなつ= ニューサマーオレンジ )の枝変わりで、見かけはレモン色のごつごつとした不格好タイプの柑橘ですが、はるかの特徴は酸味を全く感じないことです。しかし、甘さは奥深さを持っていて、今までの柑橘にないさわやかな甘さです。

ブラッドオレンジ モロ

  2月中旬~3月上旬
コクのある甘さ、濃厚な香り、すっきりとした酸味と豊かな風味。 タロッコよりも赤みが強い
アントシアニン(ポリフェノールの一種)を多く含むため赤く、個体によっては黒味を帯びる。
生産地:宇和島、原産地はイタリア。

せとか

 2月下旬~3月下旬
(清見xアンコール)xマーコット(マーコット:みかんに近いが濃厚な味わいが特徴のフルーツ)。
清見のジューシーさとアンコールの甘さに、マーコットの濃厚な味わい・香りをもち、優等生な柑橘です。昨年から人気急上昇中。

不知火(しらぬい)

 2月下旬~5月上旬
ポンカンと清見を交配して誕生しました。ポンカン同様にみかん並みに皮が剥き易く、種もほとんどなく、袋ごと食べられます。清見独特の良い香りとポンカンならではの甘みがあり、柑橘の中では1,2を争うくらい美味しい柑橘です。

ブラッドオレンジ タロッコ

 3月中旬~5月
コクのある甘さ、濃厚な香り、すっきりとした酸味と豊かな風味。
アントシアニン(ポリフェノールの一種)を多く含むため赤く、個体によっては黒味を帯びる。
モロと比べて果実が大きい。モロと比較して皮が薄く食べやすい。
生産地:宇和島、原産地はイタリア。

清見

 3月下旬~4月下旬
宮川早生とトロピタオレンジを交配して生まれました。果肉はとろけるほど柔らかく、果汁はあふれだす程みずみずしい、食味が大変良い柑橘です。紅まどんな同様人気の柑橘です。